昔の牛丼屋(Y野屋)にみるアプリのわかり易さへの考察

私が牛丼屋に入ったのは、中学生の時。

その牛丼屋を仮に「Y野屋」としよう。
(下の方の棒が長い「吉」の字は、特殊な字だし)

ちょうどその時、あまりの空腹に耐えかねていて、
また「キン肉マン」のマンガで、
美味しいとの評判だったので。

とにかく初入店。

なんか、いきなりラーメン屋みたいな
カウンターの席しか見当たらない。

(ど、どこに行って注文するんだ!?)

その頃の私は、外食なんて、
マクドナルドくらいしか経験が無い。

そのため、てっきり、まずレジカウンターで
「サンキューセット!」とか言って注文し、
品物を受け取り、それからゆうゆうと座る席を探す、
そんなのを想像していた。
(※ 今の吉野家の方が、むしろそんな形式に変わってるよね)

マゴついていると、後から入店した人が
さっさとテキトーな席に付く。

(ははあ、そういうことか。)

私も席に付き、店の壁に貼られた木の板にすばやく目を通す。

「牛丼 ○○円」
「牛丼弁当 ○○円」
「牛皿 ○○円」

実際には並とか大盛とか種類もあるが。

(よくわからん!)

店員さんが、コップの水を置くと同時に注文を聞きに来た!

「え〜と、は、初めてなんですけど…、ふ、普通の牛丼を」

マジックテープ付きの財布を握りしめ、声を絞り出す。

あっ! 店員さんがお金を受け取らずに行ってしまった!!

でも奥に向かって「並一丁」とか言ってるから、大丈夫なのだろう。

・・・その後は、周りのお客さんの動向を盗み見ながら、

(ははあ、お金は店を出る時に払うのだな)
(紅生姜は自由に食べていいのだな)

などと、店のルールを会得していくのだった。

なにごとも技術はそうやって盗んで習得するものなのだ!
初心者と舐められてはいけないからな。


・・・
さて、そんな牛丼屋通いを2、3度やって慣れてくると、
今度は冒険したくなるもの。

カウンター目の前のちょっとクーラーボックス的な箇所に、
サラダや漬物の皿が入っている。

他のお客さんを盗み見て、サラダはお金がかかると知っていた。

(でも、お新香(漬物)はさすがにタダだろう! だって紅生姜がタダだもん!)

⇢ タダじゃなかった/(^o^)\


・・・
また、ある時は、牛丼以外も試してみたくなった。
メニューの「牛丼弁当」。なかなか気になる響きだ。

(幕の内弁当みたく、オカズ付いているのかな?)

⇢ まさかの持ち帰りのことだった!/(^o^)\


(それであれば「牛皿」! これよ、これ!
 これこそお皿の上に、肉のほかにキャベツとかポテトとか
 ニンジンとか乗っているのでは!?)

⇢ いつもの肉だけが、皿に乗っているだけだった。/(^o^)\
  しかも、ご飯も頼むと、けっきょく牛丼より高え!


そういう感じで、初見ではホントわからないことだらけだった。
その後、松屋など別の牛丼屋ではすでに食券制度だったりして、
その素晴らしさにまた驚いたもの。


で、何が言いたいかというと、牛丼屋は1つの例。

自分がアプリを作成するにあたって、
「初見ですぐ操作やゲームの目的がわかるか」
「あえて誰でも知っている王道に乗せて、敷居を下げるか」
そんなことを意識していきたいと思った。


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